ユーザーのみなさんは、当然のことながら、冬場にペレットストーブをお使いになりますので、
トラブルが発生する時期も重なるわけでして。
「ペレットが出てこないのだけど」とご近所で MT-311SUMITA(さいかい産業)をお使いいただいているNさんからお電話が。
トラブル発生の連絡をいただくと、たいてい簡単なことなので「何とか対応できるだろう」と思いつつも、「もし解決できなかったら」と思うとヒヤヒヤです。
ヒューズ切れか接触不良かな?感震センサーかも?と予想していましたが。MT311に過熱センサーは付いていないし。
お伺いしてみると。
電源は入る。ファンは回る。ペレットが出ない。オーガモーターは動いているが軸が回転していないぞ。
「あ、スパイラルが外れてる」
オーガモーターの先についている燃料送り出しのスパイラルが外れていたので、軸に固定しているイモネジを締めてさくっと完了!トラブル対応お任せください!!
ところが、翌日。。。
「すごい音がするんだけど」
とクレームのお電話が。ひえー。
空で回しても異音はなし。ペレットを入れて負荷がかかると、
「ギ、ギギー!!」
とすごい音。チェック不足でした。たいへんご迷惑をおかけしました。
スパイラルを固定する際に、軸にかぶせて、止まるところ(下限)まで突っ込んではダメで、少し浮かせて固定しなければならないのでした。すみません、把握しておらずメーカーに確認して理解しました。
これも経験。とはいえ、シーズン中に数日間止めてしまって、Nさんには申し訳ない限りです。
実はもう一件、深刻なトラブルが。。。
これは当方で設置したストーブではないのですが、サポートを依頼されております。
(本件について関係者間の見解が大きく異なっており、言及を控えることにいたしました。本文変更しています)
話を戻しまして。
スパイラルが外れた、という現象は確かに問題ではあるのですが、より大きなトラブルにならないためのフェイルセーフだった可能性もあります。奥でつながっているモーターが壊れる前にスパイラルが外れたのでモーターを破壊するほどの負荷がかからずに済んだのかも。
単に緩んだだけかも知れませんが。
お使いいただいているペレットが固すぎた可能性もあったかな、と。個人的には固めのペレットの燃え方が好きです。
明日はご近所でPIAZZETTAの設置を予定しています。