連日メンテナンスにお伺いしています。
雨で延期になるケースが今年はあまりなく、概ね順調にこなせています。
メンテナンス時に気づいたことなどをいくつかご紹介します。
これはよい状態です。正確にいえばシーズンオフの状態としては「普通」。
ペレットの使用量はおそらく1トンには届かない程度、ストーブはShimotaniのALCOTT、ペレットはイクイです。
壁貫通の横引き部にはどうしても堆積します。シーズンオフには特にこの横引き部を掃除する必要があります。シーズン中も、総使用量が1トンを超えるお宅の場合は、12月末から1月中旬くらいに、この横引き部と立ち上げ部を含む排気筒全体を一度掃除することをオススメします。
(余談)灰が溜まってくると、経路が細くなるので、排気の流速が早くなり、灰を運んでしまいます。トップから灰を吐きやすくなり、またウッドデッキ上方などで排気している場合は、トップから落ちたススでデッキが汚れることも。
この写真では灰は溜まっていますが、タールのこびりつきはありません。国産ストーブの給排気式の排気筒で屋外立上げをすると、この横引き部で(給気の冷気にふれるので)タールが付きやすくなります。
屋内で立上げた場合は、先端部につきやすくなります。
固着したタールは一般的なブラシでは落としきれないので、金属ブラシを使うことがあります。自分で作業する場合は、排気筒の端で手を切りやすいので必ず軍手などで保護して作業してください。
先端部についた場合は、トップが固着して外れにくい場合があります。おまけに私、薪づくりをやっていた際に手首の軟骨をTFCC損傷という完治の見込めない怪我を負ってしまい力を入れてひねる作業ができません。
そこで、これが活躍。
コブラレンチです。いとも簡単に外れてくれます。怪我の功名ってやつです。
ブラシもブラシ製造メーカーに依頼して開発中です。来シーズンオフには販売している予定。
そして、こんなのも。
「ボイラーブラシ」といいます。
たまたまホームセンターでみつけ、使ってみたら
「めっちゃ使いやすい!」
軸が丈夫で、ブラシもへたりにくく、壁貫通部やストーブ炉内の掃除に活躍しています。
しかし。どこで買ったか忘れてしまいホームセンターに行くたびに探すのですがなかなか売っていないのが残念(ネット通販では買えます)。