最近は遠方からも設置のご要望をいただけるようになり、ありがたい限りです。
杉並区の、まだ家を建てたばかりで杉のよい香りがいっぱいに広がるF様宅にて、さいかい産業の輻射タイプのペレットストーブ RS-4 を取り付けさせていただきました。夏前から声をかけていただき、高速代などで茨城で設置の場合と比べるとだいぶ割増になってしまうお見積りだったにも関わらず選んでいただき大感謝なのです。
それで。
今回も完成写真が無いではないか。撮り忘れたではないか。
今回も間柱よけのオフセット設置で、標準部材を使うよりも壁際に近づける、少々工夫した設置だったのですが。
撮り忘れる理由はわかっているのです。終盤、お客様との話に花が咲いてしまい、忘れるのです(近日またお伺いするので、その際に撮らせてもらうぞ。今日は火入れはしなかったので)。
既にF様はペレットを買いためていらっしゃいまして。しかも上伊那森林組合の”ピュア1号”。熱量が高く、灰が極端に少なく、国内最高品質クラスの、RS-4にもオススメしたいペレットです。原料がマツ系なので微弱燃焼ではどうなのでしょう?そもそもお客様には「基本、中火以上で燃やす」という使用方法でご納得いただいております。
そのペレットですが。なんと保管箱が!リビングのベンチの内側!フタの下が保管箱になっている。棟梁が作ってくれた!と。かっこいい。「これ、自分でも作りたいです!」と施工スタッフのO君。「写真撮らせてください!!」とお願いしましたが、これも撮り忘れ。(´・ω・`)
しかし。
作業中の写真は撮りました。
今回より、ガルバリウムのサイディングの場合の化粧板(壁面金具)を取り付ける際に、ガルバリウムと金具(ステンレス)を完全に絶縁するためにパッキンを挟んでいます。
これまではバックアップ材、コーキング処理で、ガルバとステンの間に雨の浸透および長時間の濡れはないと想定し、今もその認識は変わらないのですが、コーキングは経年で劣化、痩せがあるので、更に念を入れた対策です。要は異種金属接触腐食(電食)の防止です。異種金属同士がすべて電食を起こすわけではなく、イオン化傾向の離れ具合で電食の起こりやすさが決まります。たとえば銅とステンは接触OKとされています。ガルバは鉄、ステンと電食を起こし、積雪が残る場合(雪が解けた水は特に酸性が強くなる。塩分が濃縮し、乾き始めると余計に濃縮する)、屋根などで濡れ時間が長くなる場合には、特に絶縁が必須です。
参考までに。
これは最近改修した友人のお店(ふとんのマスダ さん)の取付事例です。ガルバのサイディングに取り付けた看板照明用の金物の下に発泡系の緩衝材を挟んでいます。(施工はうちではありません)
町を歩くとき、他の業者さんや業界の仕上げについつい目が行ってしまいますね。
ネジ製造メーカーの見解を見聞きしながら、どこまで慎重にすべきか考え、今回より面・線での接触部は対策を施すことにしました。これまでの設置の経年の様子もペレットのお届けやメンテの際にチェックして、コーキングの痩せや変色が起こっていないかよく見て対応していきたいと思います。”販売して、それきりで終わらない”お付き合いを。
明日は設置はありませんが、明後日は下妻市の病院の入院病棟に設置予定です。院長先生ご自身が消防署の了承を得てくださって、実は今回で2台め。
ありがたや。 (`・ω・´)ゞ
施工範囲を以前よりも広げていますので、声をかけていただけるとたいへんありがたく。